2024-01

生命科学

【生命科学】酵母人工染色体【用語解説】

酵母人工染色体(Yeast Artificial Chromosome; YAC)とは、遺伝工学において用いられるベクターの一種で、非常に長いDNA断片(約100〜1000kbp)をクローニングすることが可能です。 構造および機序 ...
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【生命科学】人工染色体【用語解説】

人工染色体とは自然界に存在する染色体をベースとしたベクターで、ホストの染色体からは独立して安定に次世代に受け継がれ、数百万塩基対の長さのDNAも組込み可能なツールです。 種類 人工染色体には、対象とする宿主によって、ヒト人工染...
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【生命科学】コスミドベクター【用語解説】

コスミドベクターは、プラスミドベクターでクローニング可能なDNA断片の長さのおよそ10倍程度の長さのDNA断片をクローニングできるベクターの一種です。 名称の由来 コスミドベクターの構成がプラスミドとλファージ(ウイルスの一種...
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【生命科学】制限酵素【用語解説】

制限酵素(Restriction Enzyme)は、主に細菌内で産生される酵素の一つで、特定の塩基配列を認識し、その部分でDNAを切断する特性を持っています。制限酵素は、細菌が自身をウイルスの侵入から守るための防御機構として進化しましたが...
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【生命科学】マルチクローニングサイト【用語解説】

マルチクローニングサイト(Multiple cloning site, MCS)は、プラスミドベクターや他のタイプのクローニングベクター内に存在する特定のDNA領域のことを指します。この領域には一連の制限酵素の認識部位が存在し、この位置に...
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【生命科学】接合【用語解説】

接合(conjugation)とは、細菌が遺伝物質を交換する一種の生殖行為のことであり、一般的には、Fプラスミドを有する細菌(F+細菌)からFプラスミドを持たない細菌(F-細菌)へFプラスミドが移行することを指します。この接合により、異な...
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【生命科学】ベクター【用語解説】

ベクター(Vector)とは遺伝子クローニングやタンパク発現のための道具であり、一般的にはプラスミドが使用されます。遺伝子クローニングのためのベクターはクローニングベクター、タンパク発現のためのベクターは発現ベクターと呼びます。 ク...
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【生命科学】Rプラスミド【用語解説】

Rプラスミドは、抗生物質に対する耐性等の遺伝子をコードするプラスミドです。病原体に抗生物質耐性を提供されて制御不能になると、抗生物質耐性細菌の出現につながります。 参考書籍 バイオ実験基本セット これからはじめる人のためのバイオ...
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【生命科学】接合性プラスミド【用語解説】

接合性プラスミド(Fプラスミド)は、細菌が他の細菌と接合する能力を与える遺伝子を持つプラスミドです。接合を行う細菌は他の細菌とプラスミドを共有することができます。 参考書籍 バイオ実験基本セット これからはじめる人のためのバイオ...
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【生命科学】クライオ電子顕微鏡法【用語解説】

クライオ電子顕微鏡法(Cryo-Electron Microscopy)は、タンパク質やウイルス、細胞、組織などの試料を急速冷却して透過型電子顕微鏡で観察する手法です。試料を非晶質(アモルファス)という氷の状態で固定化するため、結晶化が不...
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